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セットバックと用途地域と間取り考察

お久しぶりです!ゴーヤの収穫に追われている@MIKS+homeです。グリーンカーテンなのに家庭菜園なのか何なのか解らなくなってきました(笑)南面の遮蔽ばっちりです。塀を利用して植えたのですが、塀も外壁の表面温度がかなり低いです。無垢の床も含めた放射による温度上昇の抑制も期待できます。



近頃ブログの方針が決まらず、迷走気味ですが建築過程を綴るには一年というサイクルが過ぎていますので文面にリアルな勢いは無いと感じ、ローコスト注文住宅で悩みがちな基本性能は妥協したくないという方々に使えるブログになるよう、要点を纏めて書こうかと考えています。


因みに冒頭に書いたグリーンカーテンは前面道路の関係でセットバックした土地に植えています。(所有者は自分)このセットバックエリアですが実際は道路脇用水路の内側になり、緊急車両の侵入に影響のない所を利用しています。我が家はこの狭い幅員の道に入る一軒目。以降全て新築時に要セットバックですが、メインストリートでもない田舎の道なので生きている間に4mの道路が完成する日が来ないような気がします・・・。道路をはさみ向かいの土地はセットバックしているのか、それとも今後するのかで思ったより建築予定の土地が狭くなるのでこちらも注意したいポイントです。分譲地などの区画整理した土地ではないエリアに家を建てる場合、セットバックの有無や用途地域は要チェックです。我が家は準防火地域で無印良品の木の家のような構造材の表しが基本出来なかったのでこれらも除外しました。基本と書きましたのは主要構造部を耐火構造にしたり、不燃材料等で覆うなどの措置を取ることで再現できるそうです。ローコスト注文の私たちには選択肢から外しました。このブログでよく言う「納得の引き算」です。

これらは建ぺい率や容積率に制限があったり、土地に関してその他の費用を負担する場合がありますので、HM(ハウスメーカー)さんによく確認しておきましょう。確実な予算は外構見積もりによって変わるので、これぐらいと言った言わないでトラブルにならないよう要確認です。接続する道路の関係上、駐車スペースを思ったより大きく広く取らなくてはならなくなったり、バックで車庫入れするには前面道路が狭すぎたり、塀の長さが長すぎて駐車しづらい等も合わせて考えておきたいですよね。これらはどうしても図面から読み取ることは難しいものです。

話は変わり家の間取りについて少し触れておきます。まず初めに、尺モジュールとメーターモジュールはどっちがいいの?!って初めに悩むところです。それぞれの規格によるコストは一長一短で、坪単価を安く見せても建具や工費が高くついたりする場合も見聞きしました。我が家は芯芯が910mmの尺モジュールを採用しています。これだと廊下のピッチが当然狭くなります。壁の厚みが出てくるので、実際の幅は750mm程です。将来廊下などを手すり付きにする場合、車椅子(介助用と自走用でサイズが違う)は通りづらいのは想像しやすいですね。我が家は1階に廊下の長さが1畳分しか無く、これはリビングからトイレへ続く道なのですが、もし1階メインで車椅子生活があった場合、その廊下を通らずトイレの壁を取り払い引き戸を付けるかもしれませんので、今はあまり廊下の狭さうんぬんは想定していません。それよりも重要なのはそこまでに行くまでの間取りです。自走や介助する際に廊下の幅を気にするより、そこへ行く際に曲がり角で旋回する場のスペースが必要で、やそこまでの段差の有無も重要だと考えます。ですのでモジュールの違いだけで安易に売り込みに来る営業マンだと注意が必要ですね。部屋なんて少し広くすれば同じようなものなのですから。

それよりもっと大きく考えると道路から玄関へのアクセスに係る高低差も考慮しなければなりません。これは2階リビングにも言えることですが、どちらも長所と短所があります。郊外なのか住宅密集地なのかで変わると思いますし、車椅子から家の寝室に入る場合、リフトの利用で掃き出し窓から入るという選択肢もありますね。この場合スロープ等で家に入るまでの必要な距離をカバー出来ます。現実的なのは駐車場から掃き出し窓でリビングにアクセスするといったところでしょうか。マイカー必須な郊外では普段の買い物の荷物の出し入れや、小さな子供の居る家庭にもこれらは助かるものです。憧れの土間クロークや玄関収納もたっぷり欲しいですが、帰宅して自転車や車からどうアクセスできるかが重要ですね。

個人的に2階リビングは視覚的なプライバシーや採光を自由に確保できますが夏場の暑さ対策、老後の1階中心の生活の難しさや冬場の冷え込み、老後はまだしも防犯面でも1階寝室だと位置取りが気にりますね。

車庫を確保すると部屋が減りますし子供部屋も1階だと帰宅に気づきにくい時期もあるでしょうし、夜間の排水音も気になると思います。3階建てだと子供の寝室を上にすることは可能ですが、出ていった後の活用も難しいと思います。

その他に2階水周りのメンテナンスを考慮したりしないといけないですし、山手の土地だと水の圧力も気になるところ、ついでにキッチンのごみ処理もあり勝手口が無い場合スペースも確保しなくてはいけません・・・ですのでプランニングのレベルは1階リビングより難しいと思います。家族の思いと設計士の腕が見せどころですね!

個人的な不安要素ばかり書いてしまいましたが、メリットもしっかりあるので、ベランダをウッドデッキの様に外のリビングとしての活用や、それに見合った採光・遮蔽のコントロールを上手くすれば強い見方ですし、ゴミ用2階勝手口を別方向に設け、におい対策をした家も見てきたので、配管計画を含めプランニング次第では都市部では選択肢にあってもいいと思います。


まとめ

整備された土地ではない場合周辺環境も含めセットバックを考えよう
用途地域により土地や建物に制限がありますこちらも要確認
間取りを考える上で図面だけに囚われず外からのアクセスなど一連の動きをシミュレートしよう
2階リビングは高いプランニングレベルが必要。広さだけに囚われないで
シンプルな間取りは建築コストも実際の生活の想像もシンプル

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