いやー今年(2016)は暑かった。
大阪の8月平均気温データ
日最高 35.0℃
日平均 29.5℃
日最低 26.0℃
猛暑日 26日
最高気温 38.1℃
最低気温 20.8 ℃
で、やってみましたエアコンつけっぱなし月間
正確には冷房費はこれぐらいかかってます!とは言えませんんが、この夏はエアコン2台+扇風機3台で凌いでみました。
<検針日>
2016/08/04~2016/09/05 (33日間)
<居住人数>
4人
<広さ>
31.5坪(104平方メートル) 総2階
<我が家の使用ルール>
・日中27℃〜夜間29℃設定又はおまかせ運転にする。
・扇風機で空気をサーキュレーター代わりに撹拌していた。
・オート設定で肌寒いと感じた時に温度を上げていた。
(27℃でも寒いと感じる時あり)
・24時間全くエアコンを切らない訳では無く、就寝中の1階に誰もいない場合はエアコン切っていた。
2階は毎晩つけっぱなし、日中オフの時も時々あり。
(1階と2階は階段で繋がっているが扉なし)
・就寝中はオート運転。
・たまにオフ時は自動お掃除運転していた。
1ヶ月使った結果
ややこしいのですが、10月請求分は08/04~2016/09/05です。他のブロガーさんのタイトルで8月や9月の電気代と同じ期間になるようなので混同しないでね。
使用料 465kWh
料金 ¥12,021(請求額)
先月(7月分)¥8,135
昨年同月(2015年8月分)¥9,796
でした。
時々エアコンを使っていた先月7月分より¥3,886↑のアップ
去年の同月より¥2,225↑のアップ
体感的に猛暑日が多かった今年の夏で、
ほぼエアコンつけっぱなしによるコストアップは約¥4,000程となりました。
33日間の電気料金ですので、高い方の先月との差額を日割りすると3886÷33=117.75...
約178円で夜間の熱帯夜も快適に過ごすことができました。
快適さを求めるコストとしては上々ではないでしょうか?
考察
一般的な間取りの家庭より、1室空間という事で温度の差が出にくい環境です。それでいてこの電気代となりました。家中の全室が涼しい環境なので、健闘した結果になったのではないでしょうか?
廊下も風呂場の脱衣場もトイレもファミリークロークまでもほぼ均一的な温度で過ごせました。
2階の間取りの説明が難しいのですが、現在は各部屋がひとつの天井で繋がっていますので、こちらも一定の温度環境です。
夕方の帰宅後、又は就寝前には2階のエアコンと扇風機で各部屋に空気をよく循環させました。夜間誰もいない時間帯の1階のエアコンはオフに。
他の例で見ると、日中家に家族がいない家庭ですと、エアコンオフにしたほうが安くつく場合もあるようです。我が家は家が空になる時間が少ない住み方なので、これで良かったとおもいます。
この辺りの見極めは難しいですね。
あくまで目安ですが、30分以内の外出が多い場合はつけっぱなしのほうがコスト減になるようですね。
また、電気代の内訳ですが、ドラム式洗濯機の衣類乾燥(電気)も使用していますので、全てが空調コストではないので、実際はもっと少なく見積もれそうです。
ただ、各部屋を閉めきって空気を循環させなかったら、各部屋の温度環境も快適さも違ったと思います。
将来的に部屋を分割する日が来れば、またエアコンの設置台数も変わるので、今回の結果も変わってくるでしょう。
これって日中暑いから外のエアコンの効いたお店ですごそうよコストより安く付きますよね!
お茶したり、おもちゃ買ったり、買い物ハシゴしたり・・・。ガソリン代も駐車料金かかります。買い物せずタダで済むわけ無いですから。
何より各部屋の夜間の安眠も保証されていることが、やってよかったことでした。寝苦しくなって翌朝疲れが取れてないなんて事もありませんでした。
家の機密度が高く熱交換機が無い場合、夜間でも日中の熱い空気をキープするし、冷やすと冷えたままをキープしやすいので、熱い空気をいかに遮るかがポイントだった様です。
電気代エントリーの謎
今回リアルな電気代を書きたかったのは、オール電化や太陽光発電で◎◎円お得になりましたブログは散見してきましたが、消費電力から売電価格の差し引き記事ばかりで、トータルコストを記載しているブログが少ない印象を受けました。
儲かった的なエントリーが多いですが、一般的には太陽光発電の搭載コストが解っているはずで、導入時に百万円単位のコストがかかります。
建築条件付き住宅だと、組み込まれていてわからない事もあるかと想像しますが、当然ですが無いよりはコストかかってます。
高効率なパネルでも原価償却するには数年かかるでしょう。その期間が過ぎれば正に儲かった的な事になるでしょうが、イニシャルコスト、ランニングコスト(メンテナンスコスト)が必要です。
「あと◎◎円で光熱費0円になります」又は「太陽光パネル導入のコストは儲かったので、これからはプラス期間です」的なブロガーさんは、ほんと少数だと感じた所存です。きちっと書いている方は、記事も詳しく書かれていますね!
逆に太陽光パネルにより夏場の屋根の断熱性能が上がり、温度上昇の抑制に貢献するかもしれませんが、この辺りは測定しないと不明です。
少し辛口意見でしたが、もちろん太陽光発電自体には興味がありますよ!検討もしました。全然アンチではありません!羨ましいぐらいです!(笑)
導入コストや売電価格、タイミングが合えば搭載したいと思い、来るべき日のために屋根の向きも形状も考えたのですが、先送りにしたので、今回電気とガス併用、太陽光発電無しのデータも参考になるのではと思いエントリーしました。
少数派なところは、各階1室空間になる事くらいです。断熱性能はダブル断熱より劣ると思います。
おわりに
この話はハイブリッド車の燃費競争の話とよく似ていますね。車種や大きさ、年間走行距離やガソリン代でお得なのかは変わって来ます。
シンプルなガソリン車でもトータルコストは安く済む場合があります。
エコとお得は別の話。
住宅を設計中、またはこれからお考えの方の参考になればと思います。
光熱費のエントリーはコチラ
関連記事>さすがに電力自由化の波に乗ってみたっす